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連載コラム「株の始め方」

株式市場の代表的な相場指標には、単純平均株価・日経平均株価・日経500種平均株価・JPX日経インデックス400・東証株価指数(トピックス・TOPIX)などがあり、インターネットや日経新聞の株式欄などで毎日見ることができます。
私たちになじみの深い指数は、「日経平均株価(日経225)」と「東証株価指数(トピックス)」でしょう。ニュースでも毎日、「今日の日経平均株価は100円上がって3万8千円台を回復しました」などと伝えています。

日経平均などの計算の仕組み

でも、「普通の株価は数百円台から数千円台が多いのに、どうして3万8千円もするのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
皆さんが考えている平均株価は「単純平均株価」です。これは、取引されている上場銘柄の株価を合計し、銘柄数で割ったものです。2024年6月25日現在、約3,010円です。これだと「ああ、なるほど!」と思われるでしょう。でも、これは、単に見た目の株価のみを表したにすぎません。単純平均は、株式分割で権利落ちすると、価値が下がったわけでもないのに株価が下がったこととして計算されます。このように権利落ちや銘柄の入れ替えなどがあっても連続性を失わないように工夫された“修正平均株価”を「日経平均株価」と言います。1949年の東京証券取引所再開以来、延々と修正し続けているので、3万8千円と言う数字になっています。
ただ、この日経平均株価にも欠点があります。それは、2024年の3月に303銘柄の入れ替えがあったことなど定期的に入れ替えがあるため、指数の連続性が薄れてきたこと、採用銘柄が225銘柄と東証全銘柄の5.7%程度で、値がさ株の影響が大きいといったことなどです。つまり、NTTなどの規模の大きい会社も小さい会社も同じ水準で計算されていると言うことです。

東証株価指数(TOPIX)計算の仕組み

そこで、規模を考えて上場株式数でウエイトをつけた“加重平均株価”が東京証券取引所で発表している「東証株価指数(TOPIX)」です。これは、東証一部で取引されている全銘柄が対象で、1968年1月4日の時価総額を100として計算されています。よく、トピックスも「円」で表現している人もいるようですが、これは指数ですからポイント表示となっています。
一般的になじみがあるのは「日経平均株価」ですが、最近では機関投資家が年金基金などのファンドの実績を評価するときの判断基準には東証株価指数を使うことが主流になっていますし、海外で採用されている指標の多くが加重平均株価となっているようです。

その他の指標

ほかに「時価総額」や「売買高(売買代金)」「出来高」なども毎日チェックできる指標です。株式市場が活況になってくると出来高も増加し、株価は上昇傾向となります。反対に閑散となると出来高も減少し、株価は下落傾向となります。

株式投資においては、ここでご紹介した以外にもいろいろな指標がありますが、一つの数字だけで見るのではなく、数種類の指標やデータなどを組み合わせて考えていくことが必要です。

[コラム執筆者]

時川郁(ときがわふみ)ファイナンシャルプランナー(CFP)
証券会社に勤務後、FPとして活動。運用・投資に関するiDeCoや企業型DC、NISAなどのセミナーを中心に、若者やリタイアメント世代向けのライフプランセミナー、個別相談業務、執筆などを行っている。
「人生100年時代を豊かに生きるための手助けを!」との思いから、2016年に合同会社リテラビットを設立し、確定拠出年金の導入コンサル、導入支援事業を始める。趣味はスポーツ観戦とゴルフ、ドライブ、おいしいものを食べに行くこと。

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